皆様、大変ご簿沙汰しております。
本業(サラリーマン)が忙しくなり、なかなか投稿が
出来なくなっておりました。
もしかしたら皆様にもご心配をおかけしたかもしれませんが、
2024年の元旦に私の故郷である能登半島で震度7の大地震が発生し、
当日はまさにその震度7を体感してしまいました。
ただ幸いなことに私の家族や親族は全員ケガもなく無事で、実家に
ついてもまだ詳細まではわかりませんが、部屋の中で生活できる
くらいの被害で済み、本当に不幸中の幸いでした。
2024年の元旦の朝は、恒例の年末に私が作ったおせちが3種類
(田作り、松前漬け、なます)とシンプルなお雑煮でスタートです。
今年はカミさんが仕事ではなかったので、朝は一緒でしたが、
やはりパンを食べてました…。
午後になってから能登の実家へ家族3人で向かいましたが、
妹夫婦も実家で合流して夕飯を食べて、その後は金沢の自宅に
戻る予定だったので、ワンコは留守番でした。
※ところがこれが後になって、とても困った事態を引き起こして
しまいました。
実家に着いて近況などを話していて、妹からもあと30分くらいで
到着するよ!との連絡をもらっていたその時に、突然緊急地震速報が
鳴り響きました。
家族は最初の揺れにすぐ反応して家の外に出ましたが、私はたまたま
部屋の一番奥でどっかりと腰を落としていたため、すぐに反応できず、
そうこうしている間に本震が来て、そのまま居間で震度7を体感して
しまいました。
映像でハウスメーカーの耐震実験を見たことがあると思いますが、
まさにその中で左右に揺れまくり、冷蔵庫から物は飛び出すわ、
小さな食器棚は倒れるわで、何とか踏ん張って耐えるだけでした。
揺れが収まって、家を飛び出すと、全員無事でしたが、続いて大津波
警報が出たので、貴重品と防寒具だけを持って、皆で車に分乗して
家の裏手にある高台へと非難しました。
震度7とかなり強い揺れでしたが、見ての通り町内は
完全に停電はしていませんでした。
このまま夜になっても津波警報は解除されなかったため、
車の中で一夜を明かすことに。
余震が何しろ多くて、ほとんど寝れなかったですね…。
翌朝、明るくなってから高台を降りて実家を確認しましたが、
当初思ったほどの甚大な損傷は見られず、屋根の瓦が所々
崩れたり、サッシがいくつか外れてましたが、ガラスに少し
ヒビが入ったくらいで、少し安堵しました。
実家がなんとか確認できたので、次は金沢の自宅にいる
ワンコのことが心配でした。
本来なら昨晩帰って、夜の餌をあげる予定だったのに、
昨日は帰れず、マンションの5階なので金沢の震度5で
あればかなり揺れたはずで、食器棚や本棚、テレビは
いったいどんな状態なんだろうと不安でなりませんでした。
実家から金沢まで帰るにも、途中の道路が果たしてちゃんと
通行できるのかも不明なため、自宅近所の友人に先に
顔を出してもらおうと考えたのですが、マンションの
セキュリティ会社に確認しても、親族以外は絶対に鍵を
開けることはできないの一点張りで、ほとほと弱って
しまいました。
これは震災の翌日に帰るところですが、橋の多くでは
段差が出来ていたり、崖が崩落していたり、道路も亀裂や
隆起、陥没があちこちに見られました。
細心の注意を払って何とか金沢の自宅まで戻りました。
何とか早くワンコを救出したくてハッと思いついたのが、
バルコニーの鍵はかかってなかったので、上の階の住人に
お願いして非常用はしごでバルコニーから友人に入って
もらうという案でした。
上の階の住人も快く承諾してもらえたので、友人が非常用
はしごで降りて無事にワンコを救出できました。
その時の我が家の様子
こちらも想定よりも軽微な被害だったので、本当に
良かったです。ありがたや~
救出された我が家の娘は何事もなかったように、
友人宅で大人しく過ごしていたようです…(汗)
翌日は友人のためにおにぎりやお総菜パンやペットボトルなど、
出来るだけ詰め込んで、再度能登の実家へ向かいました。
とりあえず家の中の片付けを始めましたが、最初は何を
どうしたらよいものか…
皆で食べる予定だった煮物が、何とも見事にひっくり返ってます!
家屋危険度判定の方がチェックしに来ましたが、
本当にドキドキでした。結果は赤紙・・・
でも、危険なのは裏のブロック塀であり、家本体には
危険のチェックはされなかったので、ひとまず安心しました。
地震後に姿を見せていなかった家猫がようやく
家に帰ってきました。
この翌日には、板金関係の職人である義弟が屋根の
ブルーシートをしっかりと張ってくれて、その数日後には
実家内の電気系統も確認して無事に通電できたので、
なんとか室内で生活できるようになりました。
ただし水道に関しては当面復旧の見込みが立っていないため、
まだまだ不便な生活は続きそうです。
他の地域に比べれば、本当にまだ恵まれているのですが、
皆さんの地域でもいつ起こるかわからない災害に備えて、
ぜひ、最低限の準備をされることを強くお勧めします。
取り急ぎ、近況をお知らせしました。